自分史

生きてきた人生を「自分史」としてまとめましょう。

多くの人が自分史を書くのをためらう理由。それはきっと、「自分は大した人生を送ってきたわけではないから」という引け目のためでしょう。そうは言っても、日頃から身近で接している家族や友人ですら、あなたの人生の全貌を知り尽くしているということはないはず。自分史としてまとめることの意義は、そこにあります。偉人伝ではなく一人の人生の記録として、自分史をとらえてみてはどうでしょうか。

自分史をまとめるのは、自身のためでもあります。人生を言葉にまとめることで、自分を客観視し、生きてきたことの意味や重みを改めて気付かされるのではないでしょうか。「自分の人生もまんざらではないな」と、自己肯定感を得られることも少なくないはずです。

また「自分史」ということにとらわれず、自分という人間を軸に家族の歴史をまとめたり、自分が一生を捧げた専門分野について言いたいことを言っておくというのも、立派な自分史になり得ます。「どんな切り口」で「何を語るか」にも、自ずとその人らしさが表れるものです。そんなところにも、自分史の魅力やおもしろさがあるのではないでしょうか。