ココロの遺言とは何か

遺言というと、自分が死んだあと遺産を誰に相続させるか決めておくために書くもの。それと区別する意味で、ココロの遺言と呼んでいます。

ココロの遺言には、どんなことを書くと良いでしょうか。書く内容は、その人次第です。「こうでなければ」というものはありません。ただ多くの人が書く内容は、自分史、遺訓、メッセージのどれかに分類されると考えられます。

詳しくはそれぞれのページをご覧頂くとして、この三つの項目について簡単に解説しておきます。

自分史は、文字通り自分という人間がどのように生きてきたか、ということについて書いたものです。伝記ではないので、人生を細かく辿る必要はありません。どんな選択をしたのか、何を軸として生きてきたのか、といったことに焦点を当てた方が良いでしょう。

遺訓とは、生きてきた中で身につけた知恵や教訓を述べるものです。お説教のたぐいではなく、人生の先輩として優しくアドバイスするといった姿勢が肝要です。

メッセージは、ココロの遺言のメインとなる部分です。大切な家族や友人、それに志を同じくする人などへ向けて、言葉を掛けてあげてください。感謝の言葉、励まし、そして時には叱咤のようなものも。